便利機能(トラクター軌跡情報の読込)

可変施肥マップをご利用いただく生産者の皆様から、境界線が実際とマップとで1〜2m位ズレるので、境界線周りで外側の0を拾って設定通りに撒けないという話がありました。一番良いのはRTK-GPSで拾ったトラクター軌跡情報を境界線として取り込むことなので、その方法を示します。
まず、トラクターの軌跡情報をGPS機器、もしくはトラクターからUSBメモリで抜き出します。この方法は機器によって異なるそうだし、有料の場合もあるそうですので、お持ちの機器メーカに問い合わせください。

(USBメモリの中身の確認)

USBメモリーの中身は機器によって異なりますが、各圃場で⑨Boundary.shp, shx, dbfというファイルを含むフォルダがあります。
シェープファイルは複数のファイルから構成されています。必須のファイルは 3 つあり、このうち 1 つでも欠けると GIS アプリケーション上でシェープファイルと認識することができませんので、そろっていることを確認してください。これらのファイルを同じ階層に保存しておきます。
.shp : 図形の情報を格納する主なファイル。(必須)
.shx : 図形のインデックス情報を格納するファイル。(必須)
.dbf  : 図形の属性情報を格納するテーブル。(必須)
.txt   : 座標系の情報を格納するテーブル。(任意)

 

(QGISのインストールおよび起動)

https://www.qgis.org/ja/site/forusers/download.html#
にアクセスしてお使いの環境にあったQGISをダウンロードしてください。
2018年5月時点で最新版はQGIS3.0.3ですが、QGIS2.18の方が安定して良いようです。
ダウンロード後、指示に従ってインストールしてください。
インストールすると「最近追加されたもの」にQGIS Desktop 2.18.xxのアイコンがあるので、それをディスクトップに移動すると便利です。そのアイコンをダブルクリックするとQGISが立ち上がります。

(QGISでのステップ1;座標系を決める)

まず、⑩の「EPSG:4326」と書いてあることを確認します。この「EPSG:4326」は別の規格では「WGS84」と呼ばれていて、ほとんどの機器メーカで共通です。
もしEPSG:4326でなかったら、便利機能(6)をご覧ください。

 

(QGISでのステップ2;Shapefileの読み込み)

次に一番左端のメニューにあるアイコン⑪を押します。

そうすると右のポップアップ画面が出てくるので、⑫ブラウズをクリックします。

そうするとファイルを選べる画面が開くので、目的のファイル「Boundary.shp」をクリックします。そうするとデータセットの欄に目的とするファイルが選ばれるので、⑬「開く」をクリックします。

 
読み込まれた形状が表示されます。ホイールを使って拡大縮小も可能です。ここまでで、ShapefileをQGISに読み込むことが出来ました。

(QGISでのステップ3;kmlファイルの書き出し)

レイヤパネルのファイル名⑭を右クリックしてポップアップメニューを表示させて、 ⑮「名前をつけて保存する」を選択します。
 

「ベクタレイヤに名前をつけて保存する」というメニューが開きます。
この一番上の「形式」の欄で右の▼⑯を押すといろいろな形式を選べるようになるので、⑰「Keyhole Markup Language [KML]」を選択します。

⑱「ブラウズ」のボタンを押すとフォルダが表示されるので、保存したいフォルダを選択し、ファイル名を記入します。ファイル名には()/-+等の特殊記号は使わないでください。エラーで保存出来ない場合があります。

 
⑲OKボタンを押すと.kmlという書式でファイルが保存されます。

以上で指定したフォルダに.kmlファイルが作成されます。

この操作を圃場毎に実施します。
圃場毎にKMLファイルが出来たら、圃場入出力で示したように読み込みます。