6.2 メッシュ作成方法

「圃場」と基とする「衛星リモセンデータ」の選択

①衛星ボタンを押し、可変施肥の基とする土壌腐植含量マップもしくは日時を指定して衛星リモセンデータを選びます。
②圃場にカーソルを合わせ、左クリックをするとポップアップメニューが現れます。
③2021年まではこの時点で可変散布マップのボタンを押すとフル機能版料金だったのですが、2022年からはフル機能版料金から外して、見るだけの限定版料金の中でマップ作成が出来るようにしました。
(参考)「NDVI Shapefile」や一番下の「Download NDVI CSV」はこの衛星リモセンデータをそのままそれぞれのフォーマットでダウンロードするのに使います。

 

マス目(メッシュ)の設定方法

施肥マップを作成するための基本的考え方として、トラクターが走る防除畝を中心に散布幅と進行方向刻み幅を設定したマス目を作り、その一マスの中は一定値とします。ブロキャスで施肥する場合、撒ける範囲は一定値だからです。
④「メッシュ幅の設定」で施肥散布幅、進行方向刻み幅を入力します。

辺の真ん中にある印⑤をドラッグするとマス目が回転します。ご自分の圃場のトラクターの進行方向に合わせてください。⑥⑦各頂点をドラッグすることで、1マスの大きさは変わらず、マスを増減できます。
2023年秋から圃場の一部のみにマス目を設定することが出来ます。
⑧マス目の設定が終わったら「保存」します。

⑨以後この畑のメッシュを変えないのであれば、保存したメッシュを使えます。
⑩「色依存施肥設計へGO」か⑪「値依存施肥設計へGO」のボタンをクリックします。また液散布の場合は⑫「液散布量設計へGO」のボタンをクリックします。
色依存施肥設計は圃場枠を考慮せず同じ色は同じ値として設定されます。
値依存施肥設計は圃場枠を考慮し、同じ色でも衛星リモセンデータの値を考慮して異なる数字となります。以下左側に色依存施肥設計、右側に値依存施肥設計を表示します。

なお、施肥出力する際、ISO-xml形式では色依存の出力と値依存の出力の2つのフォーマットがあります。
基本的に色依存施肥設計で設計した場合はISO-xml形式①(色依存の出力)を、値依存施肥設計で設計した場合はISO-xml形式②(値依存の出力)を選んでください。
また、IHIアグリテックのGPSナビキャスタはISO-xml形式②(値依存の出力)に対応していないので、施肥設計する際には「色依存施肥設計」を選んでください。